2006年11月01日

世界に類を見ないダム建設構想 ―浅川流域見学会に参加して―

 

10月31日秋晴れ、浅川・千曲川等治水対策会議―過去の地すべり災害で被災された経験を持つ内山氏の案内―で計画された。 31日現地集合した総勢50人、県下各地から早朝にもかかわらず参集。 過去に収めた写真と現在の様子を照合しながらのわかりやすい検証だった。先日18日、突然前触れもなく決行された村井新知事のスピード視察 (たった2時間)では彼は何も知りえないと。私達は過去の崩落現場・流域尾根にまで足を運んで、 そこここに見られる異常な陥没地点に立って説明を受け、さらに凝灰岩の溶けるような現物を手にして軟弱基盤を実感、さらに活断層も! 以前に横坑を掘り『不適』という結果を出しているにもかかわらず、『適』という一文字が欲しくて右往左往した形跡が数箇所。

また流域のあちらこちらに現在進行形の崩落現場をみるにつけ、この沢がダムにより、水をたっぷり含んだ様を想像するとき、 地元の人々が「夜も眠れない」という恐怖を知ることが出来た。「砂場の砂」を想像して見てください。水を含んで、サラサラと溶け出す様を。 そして、この一級河川、普段は流量は僅かでも、常に崩落している活きものでもある。あっという間に土砂で埋まっていくでしょう。 浚渫など間に合いません。川床が高くなるとさらに危険が増します。また、崩落現場及び上部はかならずといっていいほど松・ スギが植えられているのです。治山の失敗がもたらした災害なのです。国はそんな基本的な治山対策よりも、 後先考えず闇雲にコンクリートでの応急処置を勧めます。田中元県政が推し進めた『木製ガードレール』による国からの 「利権の関与が遮断された純然たる補助金」によって「治山事業」 を活発に運用して行こうとしたことがいかに『先見性』にみちみちていたかがわかる。現在ではその国土交通省の推進も何者かの『横槍』 で声を失っていると聞くにつけ、上に立つものの哲学いかんで県民益・国民益から離れてしまうものであると痛感させられる。 真剣に取り組まなかった『長野県議会』の体たらくには怒りを覚える。

内山さんはこんなことも。「池も作ってはいけないといわれた。 造るには、県の許可が必要だと。そんな事を言われている地域に、さらに大きな池―ダム―をつくるとはどういうことなんだと。 地域全体がほぼ『地滑り防止地域』に指定されているにもかかわらず。そこで、お国に問い合わせれば、 そんな指定をされたところへのダム建設は皆無だった」と。それもウソの報告を受け、再調査の結果である。 ダム建設大好きの日本にないとは、世界にもないのである。圧巻は「ダム建設は、オリンピック道路を作った後に考えよう」だった! いったい、どこが必要性と緊急を要すると言うのだろうか。雑木林を復活させて治山を万全に整える方がまさに「緊急を要する」のである。 土建屋さん、あなた方はもうムダな気を使うのはおやめなさい。特定党派に貢いでも未来予測などしてはくれません。行きずまったのも 「目先の欲」に駆られた結果です。今必要なことは、「修復作業」なのです。 ダムというムダをするゆとりなどとうの昔になくなっていることに気づきなさい。

posted by さよちゃん at 14:39| 浅川ダム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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